【合格体験記】2025年二級建築士製図試験。
2025年二級建築士製図試験の結果が発表されました。
結果は、無事に独学1回で合格することができました。

今回の試験を振り返ってみて感じるのは、これまでの試験傾向を覆すような非常に厳しい内容だったということです。これから受験される方のためにも、現場の雰囲気と、私が合格を掴み取ることができた要因を書き残しておきたいと思います。
まず、今回の試験は時間配分がポイントでした。
市販の参考書では「エスキスは1時間以内で終わらせること」を目標としこれまで練習していたと思います。しかし、今回は開始から2時間が経過しても、私を含め、ほとんどの受験生がまだエスキス用紙と格闘していました。試験終了後の用紙回収の際には、未完成の図面がいくつか見えたのが印象的でした。
今回の製図試験では、全国合格率は46.4%と過去5年で最低。
さらに「ランクⅣ(失格)」が前年から14ポイントも増加し、4人に1人が即失格という異常事態でした。ランクⅢとⅣの合計が半数を超えたという点でも、過去20年で最も厳しい採点が行われた年だと言えます。
私自身、課題の「シェアハウス」を前にして、試験中パニック寸前でした。
「駐車場がない?」「駐輪が10台?」「各個室に収納と洗面台も?」……
条件を詰め込もうとすればするほど1階のプランが収まりません。描き直すたびに建蔽率が不安になり、気づけば1時間半が経過。「もう頭が追いつかない」と、泣きそうになりながらエスキスに取り組みました。
これまでの練習では1時間でエスキスを完成させていたのにこのままでは2時間経ってしまう・・・図面を書き終えるために必要な時間が足りなくなってしまう・・・とかなり焦りました。
そこで私は、ひとつの大きな判断をしました。
「完璧な設計条件クリアを諦めてでも、とにかく図面を完成させることに振り切ろう」
エスキスがまとまらなくても、図面を描くために必要な3時間を確保するため、2時間をリミットに製図に取り掛かりました。
その結果、「1階個室の採光不足」や「2階個室のバルコニー前1.5mの避難経路確保が1mしかない」「立面図の最高高さのミス」といった設計条件違反を抱えたままの提出となりました。
「1発不合格」ではないけれど、「大減点」であることはわかっていたため、不合格の可能性が高いだろうと思っていました。しかし、結果は「合格」でした。
センターが発表した解答傾向には、私が犯した「避難経路の不備」も挙げられていましたが、それでもランクⅠに入ることができたのです。これは、プランの不備よりも「図面が完成していること」「主要な室が欠落していないこと」「面積違反がないこと」といった、建築士としての最低限の形を死守したことが評価されたのだと感じています。
今回の経験から伝えたいのは、「プランがまとまらなくても、図面を書き切るために割り切ること」の大切さです。
予想外の出題に焦るのは自分だけではありません。完璧な平面プランを目指して未完成に終わるよりも、少々のミスには目をつぶり、意地でも描き切る。その粘り強さこそが、今回の二級建築士試験で合否を分けたポイントなのだと確信しました。
試験の内容についての感想
今回の試験から、これまで練習してきた図面の基本だけでは合格できない。
実務的な知識の必要性やプランの応用力、作図力が求められていると感じました。
また、記述の「計画の要点」についても市販のテキストで練習してきた内容とは全く違う記述内容が求められ、とても焦りました。今回は構造的な記述が求められました。ですがそれはこれまでの過去問を見ると同じ内容の要点が求められていたことがわかりました。このことから製図試験においても公式ホームページで公開されている過去の製図試験の問題を見て対策しておくことが必要であると感じました。

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