宅地建物取引士試験(宅建)。不動産・金融業界への就職・転職に有利な人気の国家資格です。
この試験は合格率15%前後の難関ですが、私は合格点36点の年に45点で合格しました。
この記事では、私が独学で実践し、高得点合格を勝ち取った「最短ルート」の勉強法と、本番で差がつく試験のリアルなポイントを全て公開します。
宅地建物取引士(宅建士)試験の基本情報
まず、宅建士試験について、他のサイトにも説明はあると思いますが、要点だけを簡単に説明します。
宅地建物取引士(以下、宅建士)は国家資格であり、不動産会社、住宅営業、銀行関係者など、幅広い分野で需要の高い資格です。
なぜ需要が高いのか? それは、宅建士にしかできない独占業務があるからです。
- 重要事項の説明
- 35条書面への記名
- 37条書面への記名
| 項目 | 詳細 |
| 受験申込 | 7月上旬〜 |
| 受験日 | 10月第3日曜日 |
| 合格発表 | 11月下旬 |
| 合格率 | 15%前後 |
試験は50問(4肢択一)で、試験時間は2時間(120分)です。出題分野は以下の4つに分かれます。
- 民法
- 宅建業法
- 法令上の制限
- 税・その他
このあたりまでは、すでに理解できている方も多いのではないでしょうか。
✏️ 実際に受験したからこそ分かる!試験の2大重要ポイント
ここからは、実際に高得点で合格した私だからこそ伝えたい、試験に関するリアルなポイントを2つお伝えします。
ポイント①:会場で感じる「合格する人」の雰囲気は気にしない
受験会場は、大きな大学など人が多く集まる場所になり、独特の緊張感があります。
公共交通機関を使って会場まで行くと、電車の中や道中、同じ受験生らしき人たちがどんどん増えてきます。皆、一見自信がありそうな、合格しそうな雰囲気に見えるかもしれません。会場に入り、自分の席に座ると、「この中で合格するのはわずか15%(約6.7人に1人)なのか…」と不安になるかと思います。
ですが、心配いりません。
私が受験したときに感じたことは、「受験者のうち問題集5周以上解いた人は、半分もいないのでは?」ということです。
実際、試験が終わった帰り道、周囲の会話をよく聞いてみてください。「全然できなかった…」「難しすぎた」という声が多く、しっかりと準備をした自分ができていることを実感できるはずです。
つまり、しっかりと準備さえすれば、合格はグッと近づきます。周りの雰囲気に惑わされないでください。
ポイント②:宅建は「時間」との勝負。問題文を読み解く力が鍵
もう一つ、非常に大切なポイントが試験時間(120分)についてです。
宅建試験は、とにかく問題文が長く、複雑なのが特徴です。本番はさらに焦りや緊張もあるため、この問題文の長さが大きな壁になります。
本気で勉強してきた人ほど気をつけたいのが、この時間配分です。
しっかりと読み込まないと、ちょっとした言い換えやひっかけで答えが変わるのが宅建試験です。本番では、「1回読んで理解できないから、もう一度ゆっくり読み直す」というプロセスが積み重なり、あっという間に時間が経ち、見直しの時間がなくなりがちです。
一方で、勉強してない人ほど、早く終わって退出時間まで机に伏せて寝ています。
だからこそ、これから勉強していく上で、以下のことを日頃から心がけてください。
✅ 日頃の学習で気をつけるポイント
- 問題文を流し読みせず、必ず最後までしっかり読み込む癖をつける。
- この「読み込む癖」をつけることで、長文を理解し、頭の中で正確に処理する力も同時に鍛えられます。
最初は問題の意味が理解できなくて大丈夫です。みんな最初は理解できていません。とにかく数をこなして慣れていくんです。
【次回予告】
次回は、私が実践した具体的な勉強法について詳しく解説していきます。
この勉強法を知れば、独学でも高得点合格が可能です。
勉強スケジュール失敗談から学ぶ!いつから、何を、どう始めるのが正解?



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